アンビバレントチョコ
父ケロとして
毎日毎日、仕事帰りに頼まれたチョコ材料。
やれ黒だの白だの、チョコペンだの・・・。
五十路に近いオヤジが手作り材料を手にし
てレジに並ぶ身にもなっておくれよ。
んな訳で今年はトリュフに挑戦の子ケロ。
確か去年は不登校デビューの時期と重なり
果敢に挑戦していたイメージはなかったが。
今年は時間が有り余っているせいか、凝りに
凝ったこだわりようである。
お友達の分だけかと思っていたら、酒のアテ
にと、私の分のチョコレートを出してきた。
・・・なんだぁ、めっちゃ嬉しいやん‼
思わずこぼれる笑みを隠せない私。
早速食べようとすると子々ケロが横に。
そしてニンマリ笑顔で子ケロも離れない。
結局三人で分け、チョコは一瞬で無くなった。
しかしその一瞬の儚さが良かったのか。
意外にもちゃんとトリュフしていて美味かった。
さすがに時間があるから勉強したか?
そう言えばもっと大量にチョコ買ったよなぁ。
失敗を重ねて出来上がった至極の5粒かも。
ありがとうな、本当に美味しかったぞ。
これからはもっと行動範囲を広げ、ちゃんと
恋でもしておくれ。
そして本命チョコを食わせてやりなさいな。
父ケロ