FC2ブログ

(MAGUROラボ)シータS、室内撮影‼

シータS
06 /30 2017
室内撮影お試し 1 - Spherical Image - RICOH THETA


場所は東京中央区築地の賃貸マンション
の5階の角部屋の一室。

親族(義理の母)が所有する賃貸用物件
でして、まだ入居者募集中の状態なので
本日、シータSの室内撮影トレーニングに
行ってきました。

フルオートで撮影し、取り込んだデータは
ホワイトバランスなど一切の加工はせず、
そのままの状態です。

室内撮影お試し 2 - Spherical Image - RICOH THETA


☝ベランダでパシャリ。


室内撮影お試し 3 - Spherical Image - RICOH THETA


☝キッチンからです。


室内撮影お試し 4 - Spherical Image - RICOH THETA


☝こちらはユニットバス。


室内撮影お試し 5 - Spherical Image - RICOH THETA


☝ついでに一階エントランスの共用通路も。


室内撮影お試し 6 - Spherical Image - RICOH THETA


☝これはちょっとオートでは厳しいですかね。

半分が外周部で半分がエントランス屋内です。

外周部が白く飛んでしまいましたね。

計六枚の撮影は20分も要してしまいました。

スマホと連結してシャッターを切るのですが、
汚いおじさんが写り込んでしまうと申し訳ない
ので、分厚い扉の外に出る度にWi-Fiが切断
してしまい都度連結しましたから当然ですね。

慣れれば半分の時間で可能かと思います。

ちなみにブログに貼りつけたデータは自動回転
モードにしてありますが、静止モードも選べた
ようですね。

徐々に勉強します。

築地

☝せっかく築地まで来たので、物件から歩い
  て来れる築地市場の場外で昼飯を。

築地まるきたダブルマグロ丼

☝まるきた3号店に入ります。

MAGUROラボのカテゴリー記事用にするた
めに(ダブルマグロ丼)を注文。

ああ、こんなにマグロが溢れているどんぶり
はバブルの頃以来ではなかろうか・・

ちなみにシータの貼付け用データは加工して
からの貼付けも出来るらしいので、これまた
お勉強が必要ですね。

プライバシーの保護の観点で写り込んだ人の
顔にモザイク入れたり出来るみたいですから。

また今度アップしてみます。



転ばぬ先の杖

父ケロとして
06 /29 2017
開
閉じ

今更感は強そうですが、恐いお話です。

先日、知り合いの方がクレカのスキミン
グ被害に遭ったらしいのです。

ある日、買った覚えのないロレックスの
請求書が届きます。

当然釈明し、難を逃れましたが、カード
会社の事故情報に記録されてしまったら
しく、カードの更新が出来なくなったと
の事でした。

再度釈明し、更新は出来ましたが利用限
度枠が子供のお小遣い程度に下がってし
まい、結局解約し、新たな会社で発行手
続きをしたら審査に落ちたらしいのです。

この方、クレカはほとんど使わないらし
く、自宅の金庫に入れてあったとの事。

つまり、スキミングの機械をかざすこと
は出来ないのです。

思い当たるとすれば、仕事中に立ち寄っ
たコンビニでトイレを借り、車に戻った
時に車の傍を立ち去る怪しい小僧がいた
事くらいだそうです。

その方のクルマのETC車載器は後付けの
タイプですので、外から覗けば機械が見え
てしまうそうなのです。

そう、ETCカードからのスキミングです。

大抵のカードはクレジットカードの紐付け
でついでに発行するものです。

用途は限られますが、個人情報は全く同じ。

白カードに情報入れれば海外で使えてしま
いますね。

私は常にカードを入れっぱなしという訳では
ありませんが、コンビニでトイレなんて場面
ではカードを抜き取る自信がありませんね。

仕事用作業車は純正のETC車載器である
のに、なぜだかむき出しの両面テープ貼り。

本日はホームセンターで結束ナイロンを買い
配線の引き回しをし、あまり使用していない
インパネのカードケース内に機械を移設。

もちろん外からフロントガラスを見ればETC
の受信アンテナが見えるので意味はないかも
しれませんが、スキマーはカードの場所を探す
のに時間を要するクルマは避ける傾向がある
らしいのです。

しかしずいぶん昔からあるスキミング被害で
すが、最近また増えてきているみたいですね。

お隣の国の経済が悪化しているのでしょうか。

新会社でも作れる 法人ETCカード

(MAGUROラボ)シータS、夜間撮影です。

シータS
06 /28 2017
シータSで夜間撮影のテストです。 - Spherical Image - RICOH THETA


昨日導入したシータS。

昨日の日中にテストした事務所前はフルオー
トでしたので、今日の夜間撮影テストも同じ
ように撮影してみました。

夜空に小さく映る発行体は三日月なんですよ。

画面上をいじって拡大してみて下さい。

1600万画素ってキレイなんですね。

リコーがペンタックスの技術を活かして製品
に反映させているのでしょうか?

どんな理由があるにせよ、数年前のスペック
ではありますが、技術の進歩って凄いですね。

ISOやホワイトバランスはスマホの画面上で
確認しながら撮影することが可能らしいので
すが、ズーミングすればそれが月と分かりま
すし、一旦画像を取り込んでしまった後に編
集が可能ですので、撮るときはフルオートで
いいのかもしれませんね。

これなら夜間の調査関連での応用も可能な
レベルではないでしょうか。

動画も面白かったのですが、データを軽くし
てからアップする方法がイマイチ分からない
ので、また今度にしますね。

あ、その前に室内や光量の少ない室内の画像
のテストですね。

それはまた次回に。

   



(MAGUROラボ)シータS、結局調達です!

シータS
06 /27 2017
事務所前をシータSで撮影してみました! - Spherical Image - RICOH THETA


何ができるのかを知らないのに、使用感を
知りたいと言われても、説明する側も困っ
てしまいますよね。

担当者の方が気の毒なのでしばらく(数分)
頭を抱えこんで悩み、結局買いました。

PCやスマホへアプリを入れ、カメラ本体に
同期させるまでは本当に簡単でした。

しかし撮った画像をブログにはめ込むのに
苦労してしまいました。

たぶんドラッグやタップで360℃の移動が
可能でして、+-マークでズームアップ
などが可能です。

おそらくここらのブログ等の貼付け作業に
関してはシータサイトのプログラムのアッ
プデートで日々簡素化してゆくんでしょう。

今回は初めての撮影なので静止画モード
で光量やらの画像編集を行っていません。

カメラを普通のカメラ用三脚にセット。

事務所の入り口前の袖壁に隠れ、スマホ
の画面にリモート操作画面で何が写るの
かを確認し、シャッターアイコンをタップ。

ホントあっけないのですが、セットから撮影
まで数秒のことです。

これは優れものですね、しかもアップした
後にいじくりまわすのが面白いですね。

次回は車にでもセットし、動画にも挑戦して
みましょうか。(まだ未定です)

   

マグロラボ発足しました

シータS
06 /27 2017
シータ画像フリーで検索

リコーシータの検証記事を上げている方の
画像を拝借しました。

数年前から不動産サイトでもチラホラ見か
けるようになってきた360℃画像&動画。

正直、グーグルマップや不動産業以外に、
どのような職種に需要があるのかと真剣に
考えることを放棄しておりましたね。

気付かぬうちに頭のおっさん化の進行が
進んでいたようです。

深く反省しております。

イケないですね、泳ぐことを辞めてしまい、
思考停止してしまえば即死を遂げる運命
のマグロのような弱小チームであるのに。

先日、とある映像業界の方からのアドバイ
スを頂戴し、360℃カメラの必要性について
考えるようになりました。

これ、単なる趣味の領域を越えて、通常の
調査屋業務の分野においても当たり前の
記録方式になる可能性を秘めております。

単なる定点観測にも観測範囲が360℃に
なるのならば、その情報量の多さは比べ
ものにならないはずですよね。

正直、チームの延命維持のことばかりに躍
起になってしまっておりました。

フットワークと柔軟性だけが取り柄であった
チームで~りん。

MAGUROラボという新しいカテゴリーをこの
恵輪堂プロジェクトに追加し、実験や研究を
放棄しないように軌道修正致します。

まぁ金が無いのでそれが続く限りではあるの
ですが。

リコーの知人筋をあたり、導入する前に使用
感を確認させてもらう事にしました。

早速行って来ます。


(ミシン)アイアン脚の経過報告

ミシン
06 /24 2017
脚一ヶ月経過 (1)

鉄の塗装専門家の意見を無視し、我流を通し
シリコン配合の防錆塗装のリフォームを施した
シンガー鉄脚。

耐久性の実験のため、手荒に拭いてみたり、
ドライバーで傷をつけてみたりと、若干かわい
そうなことをしてからちょうど一ヶ月が経過し
ました。

何しろ、日常的に使ってゆくことを前提にした
考え方を投入したリフォームですので。

脚一ヶ月経過 (2)

アンティーク風にリメイクし販売しているサイト
ではよく”わざとシャビーな感じを残しました”
というライティングが多いのですが、この試作
はまさに正反対の完全防御仕様でしょうか。

シャビーで・・のキャッチフレーズを押し出す
気持ちは何となく分かります。

これ、スプレーだけでは完全に包むことは無
理だと解りました。

サビては困る可動部周辺は、どうしても刷毛
の手塗りが必要でしょうね。

最初に懸念されていた、何となくの柔らかさは
一ヶ月のうちにいい具合に塗装が痩せており、
もうあのむにゅっとした感覚はありません。

本来学校の門や車庫のシャッターなんかでの
使用が考えられているらしく、たぶんUVカット
の機能も備えられているのでしょう。

こんなにビカビカ感が残るとは思いませんでし
たが、個人的には嫌いではありません。

車に例えれば簡単ですが、わざと錆を残した
ビンテージカーなんて売ってないですからね。

脚一ヶ月経過 (3)

目指したのは次なる100年ですから途中、嫌で
も曇ってくるはずでしょう。

このほかにまだ3脚ありますが、このいい結果
を活かして、艶消しタイプを試すくらいに止め、
シリコン配合モノに決定ですかね。

・・鼻を近づけると臭いが気になるかも知れま
せんねぇ。

エナメルタイプ特有の臭いなんでしょうか?

また経過報告しますね。

新型不登校ウィルス

子ケロ&子々ケロ&妻ケロ
06 /23 2017
しゃがむ女の子

何でしょう、午前中のフリースクールって。

本日はレギュラーデイの普通の金曜日の筈な
のに、ただ遊びのような時間が設けられてい
るなんて。

学校のことを何も知らないのですから、本当
にダメな父親です。

しかしこうしたバリバリの授業の形態をとら
ない日、不登校が日常化してから二年目突入
の子供は颯爽と学校に出掛けます。

こうなってくると・・

ただ単に心底勉強が嫌いなだけだったりする
可能性がありますね。

なんだかなー。

父ケロ
全国からハンドメイド作家を募集中!

(ミシン)無形財産の価値

ミシン
06 /21 2017
103脚

大雨の本日。

事務所内ではラジコを流しています。

番組リスナーの投稿文です。

車を運転して帰宅中、昔祖母が好きだっ
た歌が流れ、思わず遠回りして祖母と良
く散歩した道を通り帰宅したとのこと。

このリスナーの記憶。

商業用の有形ソフトであるにも関わらず、
聞く人の心を和ませるような、とても良
い無形財産に転化していますよね。

何度か触れていますが、100年前のミシ
ンの脚を事務所の表で掃除しているとき
に、総計10人以上の方にお声掛けされ、
正直驚きました。

この工業製品にはなにか、モノとしての
その用途以外に、人の心に刻まれやすい
記憶という無形財産を育む要素が強く含
まれる商品なんだと思います。

先日のアップをご覧いただいた方にコメ
ントをいただきました。

子供の学校から縫物の提出指示があり、
忙しかったから大型スーパーで調達し、
難を逃れた経験がおありとのこと。

田舎のばぁちゃんが近くに住んでいれば
作ってもらえたはずなのにと嘆いておら
れました。

ウチでもたしか雑巾や巾着などの提出の
指示が書かれたプリントを見たことがあ
ります。

保育園の頃にも、かみさんが夜なべして
着替え用の段ボール箱に被せるキルト
カバーを手縫いしていたっけ・・

しかし昨今、こんなデカくて重たいモノ
をたまにしか使わない縫物のために、家
の中に置いておくのも現実的な話ではあ
りません。

最近チラホラと、ミシン台を外し、カフェ
風アンティークテーブルに改造して有効
活用される方が増えてきたみたいです。

しかしこのオールドミシンが大切な記憶
という無形財産に転化している方にとっ
ては悩ましい活用法でもあり得ます。

住居以外のなんか決まった場所に現存
し、適切な管理体制のもと、必要になっ
たら使いに行くなんていうことは出来な
いものでしょうかね。

「学校にこれ作って持ってかなきゃ!」

「じゃぁ婆ちゃんのミシンの置いてあ
  るミシンCaféに行こうか?」

う~ん・・アリと言えばアリですかね。


(ミシン)これからの100年

ミシン
06 /19 2017
191U足踏み

ミシンマイスターの手による再生から帰った
60年程前のシンガー191U。

後付けのモーターは無く、小型格納のテーブ
ルに収まり、足踏みで使用する予定です。

191Uモーターポータブル

こちらも同じ191Uですが、外付けのモーター
が付いており、フットコントローラーが付属し
未使用時はポータブルトランクに収まるタイプ
です。

モーターが壊れたり電源供給が叶わなくても
足踏みペダルやハンドミシン(手動ハンドル)
で簡単に稼働可能です。

結局どちらも同じ機種ですね。

職業用ではなく家庭用サイズで若干コンパクト
なのですが、使用する針やら設定やらのポテン
シャルは職業用のモノが転用可能ということも
あり、職業&工業用の機械の設備投資の出来な
かったテーラーさんの中にはこれ1台で仕事を
していた人もいると聞きました。

そのため個人の若い服飾デザイナーやハンドメ
イドの作家さんが未だ探し求めるモデルらしい
です。

確か高田&向井夫妻の家にあるのもこれだった
と思います。

発売当初は圧倒的に富裕層の嫁入り道具として
の需要個体が多かったらしく、やはり定期的な
メンテナンスを受けていたモノが少ないモデル
みたいです。

けれども基本的な構造は職業用とあまり変わら
ないうえに、現在でも部品の供給が苦しくない
ので、ミシンとしての機能を取り戻すことが叶
いました。

使用条件にもよりますが、これから何十年いや、
ヘタしたら100年越えも平気かもとのことです。

さてさて、続々と蘇ってきたシンガーたち。

これから先はどのようにして過ごすのか。

単純に儲けを乗っけてせどり販売するのも何か
違うような気が致します。

かといって博物館のようにただ観賞用としてと
いうのも違いますね。

マイスター曰く、ガンガン使わないと!ですと。

高齢者住宅や福祉施設や公共施設。
ワークショップのモノ作り。
結婚式場やミシンCafé。
スクーリングイベントへのレンタル。
若手服飾デザイナーへのレンタル。
各種親子イベント。
移動ソーイングカー。
修理やメンテナンス期間中の代替。

用途を考えだしたらキリがありませんね。

とりあえず、最適な搬出や搬入、移動の為の分
解手順は機種別にマスターしました。

先日レストアを終えた103(テレビ小説べっぴ
んさんで使用していた黒い機種)をマイスター
に審査してもらい、見栄え向上や耐久性を稼ぐ
為のスキルも星三つ(古っ)を頂きました。

あとは地元の掲示板ジモティーにでも用途に
関わるプランの募集告知の作業に推移してい
こうかと考えております。

しかしその前に、なんかいいアイディアでもあ
りましたら教えて下さい。

スクロールすると質問フォームがあります。

そこに連絡ください。

しばらくの間お待ちしております。

朝日新聞社が運営するクラウドファンディング!【A-port(エーポート)】

(ミシン)実用と虚飾のあいだ

ミシン
06 /18 2017
103 (2)

世間では父の日ですか。

先日お墓参りと小旅行を贈ったので、今年
は何も物品を送らなくてもいいですかね。

今現在では自分自身が父親の立場ですが、
自分がいくつになっても子供の目線に立っ
て思慮してしまいます。

今日はアンティーク家具を扱う自称プロとの
格闘の末、我流を通し、立派に蘇った110年
前のシンガー103の復活の経緯を綴ろうと
事務所に来ましたが、なんかそんな気分に
なれませんね。

怒りのエネルギーをトレースするには相応の
感情を呼び起こさねばなりませんが、そんな
怒ってばかりいられませんよ。

パソを起ち上げて、ラジコでエフヨコを流す
と今日の天気のネタが。

(午後から雨か・・)

しばらく、ぼーっとしながら、足踏みペダル
をキコキコする時間が流れます。

全くの推測ですが、テーラーなどの職人さん
はミシンの手元から目を離さずに作業しなけ
ればならないのでしょうから、きっとラジオ
でもつけながらの作業だったのでしょうか?

裸電球。
雑音交じりのラジオ。
足踏みミシンの音。
トタンに落ちる雨音。

何だかいきなり昭和の世界観ですね。

西区のミシンマイスターはその仕事の性質上
ミシンは道具であり、鑑賞用工業品ではない
と静かに語ります。

しかし、その機能性を十分に生かすどころか、
ソーイングの技術や知識を有していない私は
マイスターから見て、どう映るのでしょうか。

ただの古物マニアに見えるのでしょうか。

実用性機能の復元に重きを置くレストア職人
のポリシーと足踏みミシンをアンティーク家具
と同じように捉える古物商とは対極的な捉え
方でしょうから、何だか暇なやつだなぁと思わ
れているんでしょうねきっと。

確かにここ最近、足踏みミシンに触れ、一つ
の商品として仕上がるまでには色んな分野の
技術が必要な商品である事を知り、虚飾性に
長けた道具であることも理解できました。

機械、木工、鉄工、皮、塗装など、各分野の
優れた技術の集合体ですよ、ホント。

しかし私はアンティークマニアではありません。

アンティークのテーブルには天然シェラックニ
ス(ギターやバイオリンに塗るあれです)であ
るべきです!とか、鉄の脚のメンテナンスには
決まった順序を踏まえて、適切なさび落としと
適切な塗料の選択と塗布方法が重要であり、
それ以外の方法は良質な鉄に対して・・・

アンティークマニアの話や専門ショップのHP
には若干の違和感を感じます。

何だか論点整理ばかりのネタになってしまい
ましたので意見を言いましょうか。

実用性?虚飾性?なもんどっちもOKでしょ。
そこにモノがあって幸せならいいんでない?


アンティークミシンの市場に触れて気付いた
こと。

この市場は実用と虚飾、どちらの言い分も兼
ねそろえた中間層の存在が確認されないとい
うことでしょうか。

20年程前に、数少ない友人と呼べるIさん
が一冊の本を貸してくれました。

車の運転技術を有さない作家が、その操作
感を想像し、いわゆる名車と呼ばれる車を
乗り継ぐ過程に出会った恋愛を重ねた短編
小説でした。

旧車マニアにとっては許されない行為ですが
この主人公、雨天を好み選んでんでイグニッ
ションをひねるというのが特徴的です。

雨の日は車をみがいて

モノの使用領域を限定的に狭めてしまうのは
つまらなくて愚かなことと感じる今日この頃。

100年前の過去の時間とこれからの100年の
未来を模索し思い描きながらのレストア作業。

今、この一挙両得感に夢中です。

   

(ミシン)青の炎

ミシン
06 /17 2017
シンガー ブルーチャンピオン 全景

ひょんなきっかけで事務所の真ん中を占拠する
こととなったシンガー188u。

妻も事務所に来て、その大きさと重さに驚きを
隠せない様子でした。

「じきに家に持って帰る」のセリフが出なかっ
たと言うことは、このまま事務所で保管しろと
のことなんでしょうか?

私はメカニカルなモノが大好きなので調べない
筈はありません。

シンガー ブルーチャンピオン 本体

すると1957年辺りから数年間、宇都宮工場
で生産されたシロモノだということが判明。

明らかに自分より年上の機械なんですね。

運ぶ際、若干機械からオイルが染み出たの
で、数年前まで稼働していたんでしょうか?

勝手な想像ですが、職業用ミシンということ
は趣味でなんとかというよりも、洋裁か何か
の下請仕事でもされ、生計の足しにしていた
のかと考えられなくもありません。

(だとすれば、ご家族の方は機械を操作する
故人のその後ろ姿の記憶があるに違いない、
いや、間違いないぞこりゃぁ!)

妄想が膨らみ放題のこの段階で、ヤフオク
に出品し、小遣い稼ぎの処理をする選択種
は吹っ飛んでしまうのでした。

親族の方が懐かしみ、いつ何時(あのミシン
どこぞや?)となるかが分かりませんから。

いくら貧乏とは言え「生活の足しにしました」
と答えたくはないですからね。

そこで多少の借金でもして、この青(ミシン)
をレストアでもしてベストな状態でお返しでき
る状態にしておこうか!となるわけです。

そしてその思惑に立ちはだかるのが、私が
大嫌いな(権威至上主義に翻弄された思想)
とも言うべきか、既得権益の香りがプンプン
臭うその道の自称プロフェッショナル集団の
悪しきマイルールなのです。

何十年、何百年と年月を重ねた機械やその
台や脚は、いわゆるアンティークミシンと呼
ばれるカテゴリーに属しつつあるので、素人
の質問に真摯に答えてくれる修理屋や販売
店等は容易に見つかる筈もありません。

話を聞いてくれるどころか、使うあてが無い
のなら持つべきではないと叱られる始末。

私、この手の似非プロ意識には必要以上に
スパークする傾向にあるのです。

何しろ現行の仕事でもプロフェッショナルで
あることをアピールしてみたり、従属年数を
御上から贈られた勲章のように掲げる人間
や集団はロクなもんでないと身に沁みて分
かっておりまして。

自らをプロであると公言する人間って偽物
ばっかりなんですよねこれが。

本物のプロフェッショナルとは寡黙で多くを
語らず、謙虚な方ばかりです。

そんなケチ臭い商人どもを尻目に、我流で
構造や仕組みを知ろうではないかと、ヤフ
オクで110年前から60年前のシンガー6台
を落札するという暴挙な行動をとる私。

シンガー兄弟 (1)

きゃび3

ポータブル191u

そして個性的なシンガーが届き、その品々
を見ていくと、何十年何百年も前に作られ
ているのにもかかわらず、相当考えられた
秀逸なコンセプト商品であったことが分か
ってきます。

分解して構造を学ぶ決意が日々揺らいで
ゆくんですよね。

(実験台にしてしまうのは罰当たりか?)

その秀逸な機械達をマウスにするのを諦め、
アンティークの置物ではなく、レストア
して新たな100年の道筋を模索するため泥や
ホコリにまみれた機械の再生を考え始め、
本物の修理職人を探すことになりました。

そして横浜に来て所帯を持った頃に住ん
でいた賃貸住宅のその近所に、色あせた
ミシンの写真が貼ってあるお店があったこ
とを思い出し、電話をしてみました。

そこはまだ存在し、ミシンを売る店ではなく
修理屋であることが判明しました。

「いつでもいいから診せて下さいな」

その話しぶりは決して高圧的な感じはなく、
何だかいい雰囲気の町医者のような感じで
したので、110年物と60年物の2台を準備し、
即伺うことになりました。

後日知るのですが、その修理師のおいちゃ
んは今年の4月に朝日新聞で取材されてい
る、結構有名なおいちゃんだったのです!

安田のおいちゃん

さぞミシンに対しての思い入れが強いのだ
ろうと勝手に思いこみ、機械に対してのリス
ペクトを籠めた言い回しを羅列していると、
寡黙に聞きながら機械を診ていたおいちゃ
んが語り始めます。

「ミシンは飾るための美術品でも骨董品
でもないよ、布を繋ぎ生活をあっためる
ただの道具なんだよね」


あれれ、本物のプロフェッショナルに出会っ
てしまった瞬間です。

この道何十年と声高にアピールする似非骨
董商の修理人どもに聞かせてやりたいこの
セリフ。

この日からすべての機械を持ち込み、オペ
をお願いすることになったのです。


(ミシン)はじまりのあお

ミシン
06 /17 2017
188u.jpg

今年(平成29年)のゴールデンウィーク明け
でしたか。

妻のいとこのお婆ちゃんが亡くなり、遺品の
整理のために、重量級の職業用の足踏み式の
ミシンを引き取りに行ったのです。

最初はかみさんと二人でチョイと車で伺おう
なんて軽く考えていたのですが、そのいとこ
がひじょうにマメな方で、その搬出に伴うで
あろう過酷さを想定し、事前に大きさや重さ
などの事前情報を知らせてくれました。

今となっては機械の外し方や台や脚の分解の
仕方を学び、もっといい方法があったと解る
のですが、その時には知る由もありません。

同僚を引き連れ、分解せずにそのままで積め
る車を用意し、ここ数年では類のないほどの
大汗を掻き、決して広いとは言えない木造家
屋の二階の階段室から、やっとの思いをして
搬出することが出来ました。

帰りの車では同僚と二人意気消沈し、搬出の
過酷さにやられてしまうのでした。

中々の大きさなので、とりあえず事務所に置
いておくことになるのですが何でしょうねぇ、
この機械の存在感は。

シンガー ブルーチャンピオン ねぇ・・

すぐさまネットを駆使し、短時間でミシンの
歴史を調べます。

シンガーミシンが世界シェア1位だという事。
国産ミシンがシンガーをお手本にして開発し、
今日までそれを継承していること等々。

今はもう変更してしまいましたが、ネット等
の会員登録などのキーワードの一部に意味も
なく(紡ぐ)という文言を使用していた偶然
に、スピリチュアルな感覚を覚えるのでした。

でも不思議と、全く嫌な感覚がありません。

紡ぐ。
縫い合わせる。
結ぶ。
作る。
生み出す。
直す。
残す。
想う。

ただメカニカルなモノに惹かれるというだけ
では、これから始まる奇行の動機にはなり得
ません。

全くの自己解釈なのですが、おそらくミシン
という機械の連想キーワードが、自分自身が
欲している文言をすべて満たしているからだ
と思います。

しかし、この青い機械との出逢いから始まる
偶然はまだ序章の段階なのです。


惹きつける何かがそこに

ミシン
06 /15 2017
103.jpg

110年前のシンガー103のレストアが完了です。

職業用なので、テーラーなんかで使われてい
たのでしょうか。

泥だらけだったのが信じられませんね。

結構苦労したので、舐めてもいい感情が芽生
えます。

その知らせを受け、見に来た知り合いから訊
ねられます。

「凄いねぇ・・でも・・なんで今ミシンなの?」

「ミシンだからと言うよりはきっとオールドミシ
ンだからなんでしょうかねぇ・・」

「意味は分からんけど、うん、何だか分かる
ような気がしてきたよ、うん!」

遠回しに返答を避けているわけではなく正直
上手く答えられないんですよね。

ホント不思議なんですよ。

ソーイングの趣味も無いくせに、放っておけば
憑りつかれたように色々考えながら、キコキコ
と10分以上踏んでますから。

191u脚

そして今日はミシン修理マイスターの手により
リフレッシュが済んでいる、1956年製のシンガ
ー191Uの台の脚を分解し、表でケルヒャー並み
に高圧洗浄をしておりました。

この機械、同型同型のモノを元格闘家の高田
&向井夫妻も所有しているみたいですね。

こちらはミシンテーブルが凝っており、機械が
テーブル内に格納され、天板がフタのようにな
る家庭用設計のコンパクトタイプです。

130の脚より二回りほど小型でしょうか。

でもしっかり重量鉄骨で、見た目以上に重た
いですよ。

事務所は裏通りのわりに車や人もそれなりに
通るので、あまりゆっくりと洗浄していられ
ません。

しかしその10分チョイの間に、前を通る方々
が立ち止まり話しかけられること、なんと4人!

「まだ動くんですか?」

「ひゃ~、懐かしー♡」

「あれ?シンガーってミシンの?足で漕ぐ昔
のアレですか?」

客観的に考えてみれれば、作業着姿の見知
らぬ五十路に話しかけるなんて、皆さん勇気
がありますよねぇ。

しかも今日は子供連れのママさんですとか、
比較的若年層が多かったような。

職種もプライベートでも閉鎖的と言える生き
方が定着していた私。

クローズマインドな親のもとで育つ子供達
は可哀そうだと感じ、とりあえず昨年まで
の環境を壊し、人の立ち寄れるような空間
づくりに注力しています。

洗浄を終え事務所前で一服しながら冒頭
の質問に対する明確な答えがハッキリして
きました。

今度なぜミシンなのかを聞かれたらこう答
えます。

「何だか皆さん、見知らぬ汚いオヤジに対
して優しくしてくれるんですよね~」

これで決まりです!

父ケロ こと М助